昼間たかしと『おやすみアンモナイト』について語る! 

すでに告知している『おやすみアンモナイト』についてのニコ生ですが、なんと本作の脚本を書かれている昼間たかし氏にお越しいただけるということが確定しました!

渋谷ユーロスペースにて上映中の『おやすみアンモナイト』について、そして、著述家の昼間たかしについて語る番組を行います
2010年2月9日(火)22時30分に、イベントスペースあかねにて開始いたします
出演:昼間たかし、松平耕一、中川康雄、sk-44



当日は、ブログ論壇を中心に話題になっている表現規制論争についても触れたいと思っています

私も先日『おやすみアンモナイト』を観てきました
本作は、結論から言いますと、かわいい女の子たちがたくさん出ていて楽しい映画です
貧乏な女の子がいじめられる情景を見ていると萌えてしまうという殿方におすすめかもしれません
映画は「貧乏人抹殺篇」と「貧乏人逆襲篇」の二つのパートにわかれます
「貧乏人抹殺篇」はクラブのホステスの世界に入っていく劇団員の女の子の話です
「貧乏人逆襲篇」は、貧乏生活をポップに楽しむ青年男性の話です
二つのドラマは互いに無関係に続けられます
しかし、現代の貧乏な若者を包摂しようとする基調低音は全編にわたって響いています

さて、私の立場からすると、『おやすみアンモナイト』には複雑な心境を抱かざるをえない面もございました
映画の広告では、松本哉の主宰である「素人の乱」をモチーフとしているということです
けれども、松本哉を知る人からすれば賛同をえられるかどうか微妙なことでしょう
「貧乏人逆襲篇」の主人公、小日向のモデルとなった松本哉は本来怪物的な人物です
ですが、本作にあっては小日向以上に、水商売の世界や法制度のおどろおどろしさといった「大人の論理」が、強い存在感を放ちます
松本哉は、ゼロ年代におけるアナキズム運動のカリスマという側面を持ちますが、この映画においてはその点がカットされています
前衛的であることは、常に大衆性から乖離しがちですし、そこに現代のオルタナティブ運動のリミットが生じます
本作は松本哉論としては欠くるところがあります
けれども、政治的文脈には関係なく、多くの若者に見てもらいたい映画ではございます
大衆的なアプローチをしつつ、同時に、前衛性をマスカルチャーの中に組み込もうという良心が感じ取れるためです
政治と文学の一致へと取り組もうという姿勢が見いだせますし、このようなテーマの作品を世に出せたことは貴重でしょう
私たちは、多くの人に訴えかけられる良心的な物語を紡いでいく方法を模索していかなければいけないことと思います


なお、以下のようなイベントもあるということですので、ご興味ある方はいらっしゃってみるとよろしいでしょう

「おやすみアンモナイト」公開記念トーク開催決定!
「誰が呼んだか素人の乱 !!」
松本 哉(素人の乱) × 鈴木邦男(一水会顧問)

期待の『おやすみアンモナイト』公開記念トークショーが遂に開催決定。
主人公のモデル・松本 哉さんとのトークに駆けつけてくれる鈴木邦男さんは映
画観賞後「すぐさま高円寺の街を訪れて、その風景に新たな感激を覚えた」と話す。
そんな二人を中心に展開されるトークショー、これが新たな時代の夜明けだ!

【日時】 2月12日(金)映画上映後に怒濤の開催予定

【出演】 松本 哉 鈴木邦男 昼間たかし 増田俊樹監督
[ 2010/02/06 21:22 ] 批評放送 | TB(0) | CM(1) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

あかねナイト 

日程の設定を間違えておりました
「おやすみアンモナイトと昼間たかしについて語る批評放送」は2月9日(火)22時30分開始で行います

2月2日(火)22時30分にあっては、何かをテキトーに雑談いたしますのでよろしくです
何か松平と語りたい人がいたらイベントスペースあかねに来るよろし


[ 2010/01/30 19:10 ] 雑談 | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

『おやすみアンモナイト』上映開始と、昼間たかしについて語る批評放送 

2010年1月30日(土)、渋谷ユーロスペースにて、映画「おやすみアンモナイト」の上映が始まります

http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=252

「おやすみアンモナイト」は関東においてもっとも有名なオルタナティブ運動の一つである「素人の乱」を題材にしていて、ジャーナリストで著述家の昼間たかし氏が脚本を書いているということです
上映開始日には昼間さんが舞台挨拶に登壇するということで、私も観にいくつもりです

リサイクルショップ「素人の乱」を中心に派生している現代の若者のオルタナティブ運動は、「批評」というものの実践的形態として、様々な示唆があると私は考えています
批評や思想の衰退ということがしばしば言われますが、批評の中枢とは実践的な形態のなかにこそ見いだされるのではないでしょうか
「素人の乱」の原型は松本哉氏が法政大学で最初に開始した「法政の貧乏臭さを守る会」にあります
私にとっての批評活動はこの「法政の貧乏臭さを守る会」の傍らで細々と始められたものです
今回、松本氏について取り上げた映画が上映されるということで、それらの経緯や状況の総体について、一度まとめてみたいと考えています

日程の設定を間違えていたので訂正いたします

ですので今度、『おやすみアンモナイト』と素人の乱と、昼間たかしについて語る番組を行う予定です
2010年2月  日(火)22時30分に、イベントスペースあかねにて開始いたします

話はちょっと変わりますが、昼間さんといえば、『マンガ論争勃発』の著者でいらっしゃいます
ブログ論壇界隈では表現規制論争が活発に行われていますが、『マンガ論争勃発』は表現規制論争との関わりでも極めて重要なものでしょう
そういった話にも触れられればと考えております
なにとぞご傾注くださいませ
[ 2010/01/29 11:47 ] 雑談 | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

赤木智弘さん来る! 

2010年1月26日(火)には、模索舎の展示即売会を早稲田のフリースペース「あかね」にて行いました
その際、ゲストとしてフリーライターの赤木智弘さんと、ジャーナリストの昼間たかしさんにお越しいただきました
お二方には批評放送ustにもご出演いただきました

http://www.ustream.tv/recorded/4235060

当日の話の内容はこちらで読むことができます

http://festival-kids.com/tsudatter/viewer.php?dat=1264506438esehara

私にとっての目下の批評のテーマは「現代論争史」にあります
この論争史という切り口のなかで、もっとも重要な人物である赤木さん、昼間さんとお話できたことは、まことに有意義でございました
思想の歴史は、傍流のものが主流のものを覆し入れ替わるということが繰り返し生じます
赤木さんは、私と同世代におけるエースであり、赤木さんの言説はゼロ年代における事件だったと思います
たとえば

・非正規雇用者の権利の主張
・若年男性を弱者とする視点
・既存の左翼の運動体を退ける姿勢
・戦争待望と、国家による一定程度の法規制を認める、ある種、法的に非暴力的でありながら、精神的な暴力性を肯定するという特殊な立場
・団塊の世代に支配された新聞への批判
・ブロガー出身で論壇誌に登場しマスメディアでも活躍したことなどなど

どれ一つをとっても現代の思想を考える上で極めて重要なトピックです
私としても、ぜひとも赤木智弘論について取り組まざるをえないと考えておりましたので、このような機会をいただけたことまことに光栄でございました
今回のustではその気持が上滑りしており、残念に思うところではございます
今後の課題として思索を深めていきたいです
赤木さん、昼間さん、本当にありがとうございました
[ 2010/01/29 10:30 ] 雑談 | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

ustします 

http://www.ustream.tv/channel/HihyouHousou
[ 2010/01/26 22:28 ] 雑談 | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

佐々木敦『ニッポンの思想』 

ニッポンの思想 (講談社現代新書)ニッポンの思想 (講談社現代新書)
(2009/07/17)
佐々木敦

商品詳細を見る

・『ニッポンの思想』と銘打つものの、実際には文芸評論史である。これを読んでも日本の現代の思想がわかるのかどうか極めて怪しい。しかしシンプルで分かりやすい好著である
・少数の批評家に焦点を絞って代表を行わせ、ここ30年の時代を論じる
・八〇年代は浅田彰、中沢新一、蓮實重彦、柄谷行人
・九〇年代は福田和也、大塚英志、宮台真司
・ゼロ年代は東浩紀の一人勝ちだったと結論付ける
・はてなの人と喋ると、「東浩紀の一人勝ちなんてそんな馬鹿なことあるか」と言われたりする
・1思想自体が停滞してきている 2出版自体が停滞してきている 3出版部数で判断している というのが、東浩紀一人勝ちということの根拠となっている
・しかしゼロ年代論にあっては、ロスジェネ派、ライフ派、シノドス派、プラネッツ、有象無象のブロガーたち、といった勢力もそれぞれ重要なのじゃないのかな
・そもそも知的な若者も、ゼロ年代にあっては「ブログしか読まない」という人が多い
・ゼロ年代論といえば宇野さんと佐々木さんなのかもしれない。しかし、二人とも出版界の空気を読むことで立論をしている。ネットに思想の中心が、とけあふれだしている現状を中心に据え、ゼロ年代論を建築してもいいのじゃないかしら
[ 2010/01/08 12:43 ] 雑談 | TB(0) | CM(1) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

ustやってます 

inあかね
http://www.ustream.tv/channel/HihyouHousou
[ 2010/01/06 00:18 ] 雑談 | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |
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