ゼロアカ道場第四関門――道場破りしようぜっ! 

2008年11月14日、ゼロアカ道場第四関門の課題が発表された
http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/zeroaka/kanmon_04.html

以下のものがお題

「2008年11月9日に行われる第7回文学フリマにおいて、2人1組となり、
《A5版・表紙4Cカラー・本文1C96ページ・定価500円》の評論同人誌を制作し、自ら売り子となって販売せよ。
刷部数は500部とし、「東浩紀点+太田克史点+販売部数」の合計点上位3組(6人)を関門通過者とする。」

文学フリマに出て、評論の同人誌を出せということ

んで、この関門においては唯一、「道場破り」が認められているとのこと
つまり敗者復活戦も可能らしい
これはもう、ぼくも参加せざるをえないっ!

ただ、二人一組じゃないとエントリできないとのこと
お願いだっ
誰か、松平と組んで、ゼロアカ道場に参加してもらえないだろうか?

ぼくは、「文芸空間 雑誌版」を出したいと思っていた
テーマは

・オタクとサヨクは手を組めるのか――秋葉原事件検討
・ゼロ年代の学生運動――柄谷行人と東浩紀
・ゼロ年代の「政治と文学」――ライトノベルとケータイ小説に見る、近代文学の終焉とネオリベ化の影響がもたらしたもの
・自費出版で100%儲ける方法

などを考えていた
どなたか、道場破りを一緒にやってくれる人を募集中である!
文学フリマについては、ぼくのブログでも何度か話題にしてきてますね
同人誌発行についてはちょっとだけ調べてます
よろしくですねっ

文フリを利用して、各人の、本の企画力をためすこのイベントは素晴らしい
たとえば法政大学国文学会の出している同人誌

「法政文芸第三号」(2007)

これ、なんと印刷費57万円で、2000部刷り、一冊千円で、一年間で77冊しか売れなかったらしい
ちょっと少なくないですか?
もちろん、大学発行の雑誌とかは、売ることを目標としていないのかもしれない
しかし、法政では、創作コースで、何年もたくさんの学生を教育している
その文芸専修の先生方が、学生たちの、選りすぐりの小説を載せて、しかしこれだけ、誰からも注目されず、売れない雑誌を作っているということは、そこでなされている教育自体がトンチンカンなのじゃないかとも疑われる
商品として成立しないような、社会的に役の立たない文章を、生産することが高等教育の目標なのだろうか?

文フリで、各人に同人誌発行をさせるということは、その過程で多くのことを明らかにするだろう
参加者各人の「商品として売れる文章」を書く能力を試し、売り方を学ばせ、書籍の流通と営業についての力をつけさせるわけだ
出版界全体を見渡しての、うまいとこをついた東さんのこのイベントは、素晴らしいアイディアだ
法政大学でも、東さんの企画を見習い、これを教育システムに組み込むべきではないだろうか

あと、もう一つ
ぼくは、文学フリマの開催される日に「秋葉原デモ」を個人的に行おうかとも考えていた
まあ、いろいろ手続きやノウハウが大変かな……
当日は参加者はブースに詰めていないとダメだよということが規定にあるし、忙しいかもしれず、まだちょっと分からないが
まあ、祭りには参加せざるをえないのだっ
祭りだ祭りだっ
騒ぎだ騒ぎだっ


[ 2008/07/14 17:37 ] .雑談 ノンジャンル | TB(1) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

緒戦が 

<いきなりラスボスだったあなたはラッキーです


[ 2008/06/03 21:49 ] .雑談 ノンジャンル | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

ゼロ年代のミリオンセラー 

松平はミリオンセラー本をチェックしていないのではないか
それはおかしい
売れる本を書く方法を知りたいと、君は主張していなかったか
しかし、ミリオンセラーをろくに知らないようでは、売れる本を書く方法など分からないだろう
というご批判をいただいた

ライトノベル、ケータイ小説への言及を私は比較的なしているのだから、ちょっと多めにみてよ、と思った
まあ、アカデミックな人ほど、現代のベストセラーに疎くなる傾向は確かにある
そして、そのことが、社会や時代への感受性を、減少させていく結果をもたすこともある
ミリオンセラーを論じることは、社会反映論として、日本の現代大衆の心性を検討するものとして、典型的で実践的な文芸評論になりうる
宇野常寛の努力も、そのような方面で実っている、ともいえるだろう

しかし、もしも「ミリオンセラー」について厳密に語るとしたら、すべてのミリオンセラーの文芸書について、網羅的にリストする作業をまず、してもいい
そのうえで「ゼロ年代のミリオンセラー」についての検討会を、開催してもいいだろう

しかし、出版界は斜陽産業である
今後、自費出版本・自費制作本が、それなりの力を持つとぼくはにらんでいる


[ 2008/05/26 18:04 ] .雑談 ノンジャンル | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

東大と芥川賞 

「大学と出版社の打倒」というテーマのもとに、ぼくはぼくのブログを運営してきた
大学のなかの大学として、東大がある
出版社のなかの優れた文芸を代表する象徴として、芥川賞がある
これらはそれぞれ、エリート教育のなかの、目指すべき到達点として日本に永らく存在した
また、日本の公共圏の中心に位置するものでもある
欲しいと思っても得られない
そこへと至る道を歩み、苦難の果てにそれを獲得しようとしても、それをなせる確率は、一億分の一かもしれない
日本代表であり、日本最強であるとされる、そういう権威の象徴の一つであろう
もちろん、昔に較べて権威はなくなったとされる
東大と、芥川賞の打倒が、一つには、「68年革命」の目標でもあったことだろう
しかし、それらは、日本人における社会認識のリミットとして、乗り越え不可能の存在として、封建的遺制として、いまだに残存している
ここには、検討すべき多くの論点がある
ネオリベ化と東大の関係は如何?
ネオリベ化と芥川賞の関係は如何?
帝国と、日本の封建的遺制の関係は如何?

それらは、はるか彼方に輝く月のようなものなのか?
欲しいと思いつつも得られぬ、想い人のようなものなのか?
触れることのできぬ、禁忌の存在なのか?
あるいは、もっと違うものなのか?

東浩紀は姜尚中とイベントをするというし、こいつはウカウカしていられないですね……

認めよう
貴方に触りたいという欲望を
応じよう
貴方の欲求を代行することを


[ 2008/05/08 11:31 ] .雑談 ノンジャンル | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

モデラート・カンタービレ 

モデラート・カンタービレ (河出文庫)
<私は私をばらまいた
私が望んでやったことだ
私は私を放り投げた
一本の幹は、数本の枝へと分かれる
梢の先には、無数の葉がつく
フラグはすでに立った
異次元異空間に無数の私が存在する
一つの私は、無数の私へと拡散していく

私は私を奪われた
私は私の影を紛失した
私は私に会いに行かなければいけない
話しかけなければいけない
説得しなければいけない
連れかえらなければいけない
足がすくむ
手が震える
腹が痛む

普通の速さで歌うように


[ 2008/05/06 02:24 ] .雑談 ノンジャンル | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

現前と存在 

私は、何かしらの像が内面に貼りついて、固着してしまうことが多い

子供用玩具である、マジックメモのボード
上から字が書けて、レバーを操作するとその字が消せるというやつ
書いた字が短期的記憶
しかし、ボードの下には長期的な記憶が残存する
人間には短期的記憶と長期的記憶がある
認識にとって現前しているものは、短期的記憶に入れられる
現前しているものへの記憶は持続せず、短い間で経験を、括弧の中に入れて消されてしまう
そうすることで、人間は、変化していく状況をその瞬間その瞬間で、認識することができる
時間の流れの中で、対象を認識していくことができる
現前しているものへの記憶は、すぐに忘れられちゃうけれども、無意識のなかには、その記憶は保存されている

社会というのは、現前ありきで構成される
しかし、活字の世界というのは、それとはちょっと違うわけですね
Web世界のデータベースというものも、どちらかというと、無意識の空間に近い

流行なり、ポップカルチャー的なものというのは、どんどんと押し寄せ、押し流していく河のながれみたいなもの
あるいは、巨大な波のようなもの
激しくうずまく波の上に乗り続けることができるか
それができるのが、スターなのでしょう
サーフィンがうまいのがアーティストなのでしょう
瞬間瞬間の瞬発力で、おしよせる情報をさばいていく
かっちょええな
まぶしいな

一方、研究者的な視点というものは、ある瞬間をとらえて、その固着したものへの分析をなすことにある

人間、普通が一番だよねーと思う


[ 2008/04/25 15:10 ] .雑談 ノンジャンル | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |

文学フリマについて――21世紀文学の営業・流通経路 

・文学を扱う同人誌即売会である文学フリマは、大塚英志の呼びかけがもとになって2002年に始まった。漫画の同人誌即売会として、コミックマーケットがあったため、これと同じことを文学でもやれないかというアイディアである。コミケは、たくさんのアマチュアの漫画家を抱え、漫画界を活性化させる一助となっている。コミケでの収入のみで生活できるような、同人作家すらもいる。印刷技術の進歩により、簡易オフセット印刷が可能になったことから、コミケは誕生したという説もある

・コミケの成功は、文学にも生かせるのだろうか? それは、「不良債権」と化している文芸五誌等の、売れない、商業的価値がマイナスに突入している、「大文字の文学」に、新しい息吹きをあたえることができるのだろうか?

・でも、実際問題、コミケで儲かっている作家って、エロと2次創作のおかげじゃないか? 文学には、エロも2次創作も使えない。活字オンリーの大文字の文学で、儲けることって可能なの? ぜんぜんダメなんじゃないの? 大塚の思惑は成功したのだろうか?

・これまでの、文学フリマの出店ブース数と、参加者数をチェックしてみる

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

☆文学フリマ年表(木棚環樹氏が「文学フリマ年表」を作成

○2002年5月=群像6月号に「不良債権としての『文学』」掲載。

大塚英志が文学フリマ開催について呼びかける。

○2002年11月3日(文化の日)=第一回文学フリマ開催 

・参加サークル約70
・来場者数約850人、出店者を合わせれば約1000人

場所:青山ブックセンター内カルチャーサロン青山

○2003年11月3日=第二回文学フリマ開催

・参加サークルは約100サークル
・出店者、来場者あわせて1000人

○2004年11月14日=第三回文学フリマ開催

場所:東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎に変更

・参加サークル134
・来場者600以上、出店者を合わせると850〜900人

○2005年11月27日=第四回文学フリマ開催

・出店サークル160
・来場者・出店者合わせて1200人

○2006年11月12日=第五回文学フリマ開催。

データ不明

○2007年11月11日=第六回文学フリマ開催。

・出店サークル158
・入場者数1300人

この年は、出店希望があまりに多かったため、2008年5月11日に春の文学フリマも臨時に開催されることになった

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

・これを見ると、文学フリマの出店者数、参加者数は、年々増加の一途をたどっているといえる

第四回文学フリマアンケート結果より

・出店参加者平均年齢28.6歳
・来場参加者平均年齢26.6歳
・売れた冊数の平均が一サークル辺り23.5冊、売上げ平均は一サークル辺り6099円、一冊平均259.5円(無料配布本を含むため、単価が安く出る)
・来場参加者が買った冊数の平均が7冊、使った金額の平均が3395円、一冊平均485円
・売り手も4冊ほどで一万円売り上げるところと0円で百数十冊配るサークルなど二極化している
・売上げ平均が6000円台ということは、出店料3000円は回収している計算になる

○まとめ

・芥川賞作家であるとか、有名ライトノベル作家であるとか。そういう人たちは、固定ファンがやってきて行列をなしたりする。

・でも、無名のひとが個人出版で出したものが売れるかというと、キツいものもある。売上が6000円程度じゃ、生活をたてることは当然、できないだろう。

・面白い本を作ることはあたりまえ。クオリティの高い冊子を製作するのは当然のこと。その上で、「ぼくの本は面白いですよ」といったふうに、みんなに知ってもらわなければならない。営業を先行させ、作家自身が有名になることが重要であるだろう

・ブログでクオリティの高い記事をたくさん書く。ウェブにおいて、有名ブロガーになる。それを個人出版で冊子の形にする。このような経路をたどることで、一つ、売れる同人誌を出す可能性が見いだせないだろうか?

・『文学フリマ五周年記念文集』も参考になります
2006 文学フリマ五周年記念文集2006 文学フリマ五周年記念文集
(2006/12/01)
文学フリマ事務局

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[ 2008/04/18 02:35 ] .雑談 ノンジャンル | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク| |
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