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『新文学』は以下の店舗でお買い求めになることができます
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ss-新文学

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・模索舎 (http://www.mosakusha.com/

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☆『新文学』は通信頒布も行ってます
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☆東浩紀のゼロアカ道場第四回関門出品作です
書評誌『週刊読書人』にて市川真人さんに、ブログ「海難記」にて 仲俣暁生さんに、「批評放送」にてすが秀実さんに言及していただいた問題作です

・市川真人『「知らなさ」に怯えること』「週刊読書人 通巻・第2767号 2008年12月12日号」

・仲俣暁生『雑誌と批評について』「海難記」
http://d.hatena.ne.jp/solar/20081109

・すが秀実『すが秀実インタビュー ライトテロルは正義である!』「批評放送」
http://literaryspace.blog101.fc2.com/blog-entry-389.html
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『新文学』の通信頒布承ります! 

冬コミに『新文学』を求めて足をお運びいただいた皆様、本当にありがとうございました!

ss-新文学

まだお手に入れていらっしゃらない方は、通信頒布を行っておりますので、ぜひこの機会にいかがですか?
東浩紀のゼロアカ道場第四関門出品作です
書評誌『週刊読書人』にて市川真人さんに、ブログ「海難記」にて 仲俣暁生さんに、「批評放送」にてすが秀実さんに言及していただいた問題作です!

・市川真人『「知らなさ」に怯えること』「週刊読書人 通巻・第2767号 2008年12月12日号」

・仲俣暁生『雑誌と批評について』「海難記」
http://d.hatena.ne.jp/solar/20081109

・すが秀実『すが秀実インタビュー ライトテロルは正義である!』「批評放送」
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○通信頒布を承ります!

松平に直接お申し込みくださいませ
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一冊の『新文学』頒布を希望される方は、

1 三菱東京UFJ銀行 吉祥寺支店 普通口座 1896022 に580円(頒布価格500円+郵送料80円、※振込み手数料は別途かかります)を、マツダイラコウイチ宛でお振込みください

2 「『新文学』一部頒布希望」と件名に書き、下のメールフォームにて、

・郵送先のご住所と宛名をご記入して

メールしてください

3 お振り込みをご確認いたしたうえで、送付させていただきます

※二部以上お買い上げいただける方は、松平まで直接その旨メールをお送りください

※『新文学』をお読みいただいた上で、不備の点・ご意見・ご感想などお気づきのことがございましたら、お気軽にメールをお寄せいただければ嬉しいです



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新文学は敗北しない 

『新文学』について仲俣暁生さんに言及をいただいた

・仲俣暁生「雑誌と批評について」(海難記)
http://d.hatena.ne.jp/solar/20081109

少し引用させていただく

「『新文学』のほうは、雑誌名は信じられないほどひどいし、インタビューや対談も多いのだが、雑誌というインターフェイスをさまざまな形で機能させようとする工夫を感じる。とくに後半のパートの、松平耕一の「ライトテロルの新文学」という文章がいいと思った。ことに「ゼロ年代ほど、学生運動がさかんだった時期はない」というくだり。なるほど、サブカルチャーとかオタクという言葉ではなく、この世代の一連の批評家やそのフォロワーがやっていることは文化的な「学生運動」だと考えたほうがわかりやすいし、学生に影響を与えている主要な批評家の位置付けも、私も知らない、かつての「学生運動」の時代によく似ているのかもしれない。

私はいまの若い人が好んで参入しているサブカルチャーにはほとんど興味がないし、それらだけがベンヤミンのいう「歴史がそこに集中しているひとつの焦点ともいうべき」ものでも、「きわめて危険視され、排斥され、あるいは嘲笑される作品や思想として、つねに現在の底ふかく埋もれている」ものでもないと思うが、しかし同時に、そこにまったく可能性がないと言い切る気もない。」

私は仲俣さんの出版論に以前から注目していた
尊敬する仲俣さんに取り上げていただいたことは光栄である
ちなみに、「『新文学』のほうは、雑誌名は信じられないほどひどい」ともご指摘をいただいている
思い出してみると、これについてはフラグがあった
以前、法政大学の学生サークルが、仲俣暁生さんと田中和生さんを招いてイベントを行った
私は観客としてこの場に赴いた
高橋源一郎の文芸評論家不要論への、田中による反論などが話題になっていた
質疑応答のパートで、私は、ゼロアカ道場の同人誌競作に参加していることを自己紹介した
そして、売れる雑誌を作るためにはどのような工夫が必要なのかとお二人にご相談した
このとき仲俣さんに、「雑誌のタイトルと表紙は気をつけた方がいい」というお答えをいただいたのであった
このやりとりは、「海遊制作委員会」発行の同人誌『界遊』に収められている

・「界遊001 創刊号  発売中」(「界遊」ブログ)
http://d.hatena.ne.jp/inamo-dereda/20101231

確かに、「新文学」とは、いささか大仰なタイトルではある
反省点はどんなところにあったのか
仲俣さんにこの件について、もう少しお伺いしてみたいところではある

さて、東さんの今年の活躍は目覚しい
早稲田文学主催『文芸批評と小説あるいはメディアの現在から未来をめぐって』「10時間連続シンポジウム」では、前田塁が、世代とジャンルを超えた著名な文芸評論家を一堂に会させた
このシンポで東浩紀は司会を務め、一騎当千の論客ぶりを見せた
三田文学、江古田文学、法政文芸より早稲田文学が優れているとは常々思っていたが、早稲田文学の、文芸五誌をも超えた企画力を印象付けた
東・前田コンビが、文壇制覇を成し遂げたのではないかとすら思わせられた
早稲田シンポとゼロアカ文フリ対決
二つに代表される東浩紀の獅子奮迅の戦いは、ゼロ年代の文学のあり方を決定付けていた

東は、同人誌対決を、ブログなど、Webでの道場生の動きまで含めて審査すると述べていた
そのため競争はヒートアップし、関係者たちの好奇の目を集めた
Webを利用してのサスペンシブルな駆け引きがなされ、文芸系のものとして異例なゲームとなった

東さんは試験の合否を決める立場である
選ぶ側も選ばれる側も、お互い、顔の見える仲での戦いである

極めて画期的な企画であったが、主催者側において多くの誤算が生じていたようだ
編集者が作家との関係を維持しつつ、成長に導くことは、難しくも重要なことである
この同人誌対決は、編集者と作家の関係、出版社と作家の契約のあり方に混乱をもたらす可能性を持っていた
編集者の仕事を、アマチュアがいきなり行おうとすることでの、トラブルも生じえただろう

また、ネットの一部では東さんをバッシングする言説も観察された
たとえば、ゼロアカ道場門下生の、筑井真奈さんと文尾実洋さんが出したクレームにも注意しておきたい

・門下生が道場主に物申す(形而上学女郎館)
http://d.hatena.ne.jp/metaphysical_jyoroukan/20081105/1225916717

・「東浩紀のゼロアカ道場」第四回関門 結果報告 (沸騰空穂葛日記)
http://d.hatena.ne.jp/boilednepenthes/20081112

この件については東さんも精神的にくるところがあった模様である
東さんのブログのエントリを読んでいても、外的状況や道場生との関係の変化に影響を受け動揺するさまが見てとれる

試験では選択と排除がなされる
落とすものと落とされるものが分けられねばならない
筑井さんと文尾さんが東さんに抗議を寄せたことは注意に値する

東さんは飲み会などにも積極的に参加し、道場生とも懇意にしている
しかし、その集団に女性が溶け込むには、多少の敷居もあることだろう
東さんがフェアでないという云々の以前に、ここには、男性共同体と、女性との間の懸隔を見出せる
たとえば、築井さんの作った雑誌『チョコレートテロリスト』は、峰尾俊彦さんと村上裕一さんの雑誌『最終批評神話』に、同人誌対決の順位で敗れた
築井さんは敗因について、ustでの放送で次のような言及をしていた
『最終批評神話』は、非モテの非モテによる非モテのための雑誌である
それゆえに、2ちゃんねるやブログ論壇などに多くいる、オタクたちのファンを強く惹きつけることが可能であったのだと
『最終批評神話』はニコニコ動画と美少女ゲームの紹介をメインにした雑誌である
オタク業界の最先端の題材を取り上げていた
批評の領域を広げるべく行ってきた東さんの仕事を延長させ拡張させる役割を果たしうる
若いオタク男性たちに吸引力のある題材であった
しかし、女性が、「非モテの非モテによる非モテのための雑誌」と位置づけたことには、納得のいくところでもある

また、文尾さんは、以前から、批評に興味がないという旨の主張をしていた
東さんはこの点を減点の対象としたとブログで述べている
私は以前、文尾さんに、インタビューをさせていただいている
このときも、文尾さんはその種の違和を表明されていた

・文尾実洋インタビュー――腐女子化するポストモダン(文芸空間)
http://literaryspace.blog101.fc2.com/blog-entry-375.html

文尾さんには批評への不信感がある
それは、批評が常に男の言語で書かれてきていることと、関わりがあるだあろう
学問は、ロゴスによって、男によって築かれてきた
批評言語というもののしっくりこなさ
身に合わないということ
男性言語で積み重ねられてきた文系学術の歴史への、違和というものはありうることだ

たとえば、腐女子のコミュニティはWebでの検索に引っかかりにくく、プロテクトが幾重にもかけられている
腐女子は、男性のオタクを超えるほどの人数がいるとも言われるが、その文化は人目に触れにくい
男のオタクと腐女子の差異はどこにあるのか
男のオタクはあけっぴろげだ
腐女子の文化は、男のオタク以上に、公的な場から疎外され、歴史から秘されている

おそらく、築井さん文尾さんは、正統なる東さんの弟子たちと異なり、東さんへの転移をなしえない
彼女ら自身が、東さんに匹敵する社会的ポジションにつきえないものなのか、考えてしまうところではある
そのためには、「社会にとって女とは何か」という問題を脱構築する、大きな手術が必要だろう

さて、「ゼロアカ道場」は批評家養成の塾であった
もともと、小中高における「国語」の授業が、何を教えるものなのかは、怪しいものである
テストに合格するか不合格になるかは、先生に従順であるか否かで決まる
もちろん、大学受験はそれなりに役立つ経験となる
しかし、大学院の論文審査、教員試験、文芸誌の新人賞、芸能界のオーディションなどのテストは、その審査基準が何なのか、しばしば謎に包まれている
審査の過程は表に出ない
合否の判定の理由が不明であり、どうにもうさんくさい
ゼロアカ道場における情報開示は、それらに比して、はるかに風通しが良かった
なにしろWebという場において、生徒の側で先生に反論する機会が与えられている
このことは思想的な冒険であり蛮勇だった
セクシュアリティについて、法について、脱構築について、否定神学について、無意識について、教育について、理性について、転移について、Webにおける「ライトテロル」とでも呼びうる現象について
様々な検討課題を、このイベントの過程でおきた諸事件に読み出しうる

東さん、太田さんや講談社の側でも、この同人誌対決には疲弊を感じることが大きかったかもしれない
それでも、たとえ彼らがこの企画を後悔し反省したとしても、間違いなくゼロ年代の文芸史における、大きな事件であったことにかわりはない

文学とは敗北者に寄り添ってある
生に勝利しているものに文学は不要である
『新文学』は同人誌対決に敗北した
この敗北を受け止め反省しつつ、次の挑戦へと向かいたい
文学は常に敗北とともにある
大田克史は、ゼロアカ道場に、16歳の男の子の人生に、カーブを切らせるような批評家を求めていると述べていた
ゼロアカ道場企画が成功した暁には、「16歳からの動物化」とでも呼ばれうる批評書が書かれて欲しい
それは社会へのアイロニーとして、文化の豊饒をもたらすために有益なことだ
私は「16歳からのライトテロル」を著し、真っ向これを迎え撃つつもりである
敗北と勝利の脱構築が文学である
ゆえに、新文学は敗北しない

『新文学』内容紹介 

天野年朗様と制作に取り組んでいた同人誌『新文学』は、いよいよ11月9日(日)に、文学フリマで販売します。とてもいい出来栄えです。内容紹介をいたします。

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★天野年朗パート

○天野年朗「アスペクト論」他

天野さんは『m9』でデビューして以来、フリーライターとしても活動していらっしゃいます。「アスペクト論」では、「新しい文学」に関係ある「ロングテールの作家性」などを論じています。
ライトノベル、デジタルノベルなどを一つの新文学ととらえつつ、作家性に注目した形での特集を組んでいます。作家や言論人は、出版社や大学との結びつきから、なかなか離れることができないものでしょう。しかし、Webを駆使することで、独立した文学者として、屹立することはできないものなのか。『新文学』を編集するにあたっての、天野さんのとしての問題意識には、そのような問いかけが、一つには見出せそうです。このテーマは松平も共有しています。私としては、ツンデレに内在する他者性についての小論なども面白かったです。
m9(エムキュー) (晋遊舎ムック)m9(エムキュー) (晋遊舎ムック)
(2008/04/26)
不明

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・萌え理論 Blog http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/

○SAA 表紙イラスト・本文ミニカット 「はいかぶりの音楽」(絵) 

SAA様は、『メイドカフェぶろっさむ』の著者でいらっしゃいます。今回は表紙イラスト・短編ライトノベル「はいかぶりの音楽」の挿絵・本文中のミニカットを描いて下さいました。表紙絵は「魔法少女はてなちゃん」です。超カワユスっ★


◎特集1 ライトノベル

○灰原とう  「インタビュー 灰原とう」「はいかぶりの音楽」(文)

灰原とう様は、ガガガ文庫『イメイザーの美術』の著者でいらっしゃいます。ラカン等も参照しつつ創作をなさる知的な作家さんです。今回は、作・灰原とう/絵・SAA様のコラボで、短編ライトノベル「はいかぶりの音楽」をお書きいただきました。
かわいらしい天使のごとき外見の少女。しかしその正体は、心臓の鼓動をもたないニセモノの生命「はいかぶり」であった。小学校へと誘い込まれた男は、お菓子を与えられて太らされたあげく、最後には、食べられてしまうのか。それとも……? スイーツな素材にビターな後味。終末観あふれる短編ライトノベル「はいかぶりの音楽」は、現代社会への鋭い批評とも読めるかもしれません。

メイドカフェぶろっさむ (バーズコミックス)メイドカフェぶろっさむ (バーズコミックス)
(2008/02)
SAA

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イメイザーの美術  2 泥の子どもたち (ガガガ文庫 は 2-2)イメイザーの美術 2 泥の子どもたち (ガガガ文庫 は 2-2)
(2007/12/19)
灰原 とう

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○榎本秋 「インタビュー 榎本秋」「ライトノベル2008~ライトノベル文学論(抄)」

榎本秋様は、『ライトノベル文学論』などの著者でいらっしゃいます。ライトノベル界の動向について、ライトノベルの書き方について、お話を伺いました。

ライトノベル文学論ライトノベル文学論
(2008/10/27)
榎本 秋

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○榎本秋 「泉和良+ジスカルド 10の質問」「緊急対談! 泉和良×ジスカルド」

ゲームを個人制作し、Webで一般公開する。自力制作したフリーウェアゲームにまつわるサブ商品の販売により、独立独歩の形で、生活を立てることを目指す青年。社会学的観点からみても興味深い恋愛小説『エレGY』の作者さん、泉和良様へのインタビュー。

エレGY (講談社BOX)エレGY (講談社BOX)
(2008/07/02)
泉 和良

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・アンディー・メンテ http://f4.aaa.livedoor.jp/~jiscald/

○魔王14歳 「対談 しろうと×魔王14歳」

フリーシェアワールドの「ゆらぎの神話」を運営していらっしゃる魔王14歳様と天野さんの対談。フリーゲーム・二次創作・同人といったアマチュア創作の可能性についてお話いただきました。

・魔王14歳の幸福な電波 http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/

◎特集2 デジタルノベル特集

○速水健朗 「「ケータイ小説的。」外伝 オタク・スイーツ化する都市独身生活者たち」

『ケータイ小説的。“再ヤンキー化時代の少女たち"』の著者で「30代最高のケータイ小説評論家」と名高い速水健朗様。オタクと「スイーツ」の政治的な傾向、経済的な位置取りについて扱った、興味深い論説をお寄せいただきました。

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たちケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち
(2008/06/09)
速水健朗

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○「インタビュー アイシェア」

ケータイ・サービスを提供している株式会社アイシェア・メイド部テクニカル萌えリストの戸川はるか様に、ケータイ界の動向を伺いました。「私立★レクメール学園」との関連で、ケータイにおける女性向けゲームについても触れられています。

・乙女のための恋する携帯コンテンツ 私立★レクメール学園 オフィシャルサイト http://recmail.club.jp/pc/

○「インタビュー W社」

ケータイ・アプリの開発企業であるW社のI様に、ケータイ界の動向を伺いました。

○「インタビュー まぜまぜのべる」

京都創楽株式会社・代表取締役の首藤宏仁様に、「まぜまぜのべる」について、またノベルゲーム制作エンジンなど関連する話題について伺いました。「まぜまぜのべる」はWebブラウザ上でノベルゲームが作成できるという、画期的なネット・サービスです。

・ノベルやゲームがWebで作れちゃう!「まぜまぜのべる」 http://www.mazenove.com/top/index.php

○kagami 「対談 しろうと×kagami」

美少女ゲームと古典文学に通じていらっしゃるブロガー、kagami(ねこねこ)様にお話を伺いました。「AIR」「夢幻廻廊」などの作品を中心に、ノベルゲームと古典文学との関連を指摘されています。

・ねこねこブログ http://nekodayo.livedoor.biz/

◎特集3 キャラクター

○濱野智史 「初音ミクに出馬させてみた――「共有党宣言」のための覚書」

ポストモダン社会では、代表するものと代表されるものの分離する。それゆえ、若者たちの政治離れと、民主主義の機能失効が生じうる。むしろ、あえてそのことを逆手にとりつつ、若者たちの人気キャラクター「初音ミク」に被選挙権を与え、議会に送り出すことはできないものなのか? 今、徘徊しているのは、共産主義という亡霊ではない。むしろ、「共有党」に所属した、キャラクターたちを徘徊させるべきではないのだろうか……? 多くのWeb論において参照先となるであろう『アーキテクチャの生態系』を先日上梓された濱野さんから、ユニークで示唆のあふれる論説をお寄せいただきました。

アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたかアーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか
(2008/10/27)
濱野 智史

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○黒瀬陽平 「釘宮理恵はなぜ偉大か? ―「役者」から「キャラ」へ」

批評誌『Review House』の編集者の一人で、『思想地図』の公募論文「キャラクターが、見ている。――アニメ表現論序説」をお書きになった黒瀬陽平様に、キャラクターと声優論についての論説をお寄せいただきました。

思想地図 vol.1 (1) (NHKブックス 別巻)思想地図 vol.1 (1) (NHKブックス 別巻)
(2008/04)
不明

商品詳細を見る


★ 松平耕一パート

○松平耕一 「特集 ゼロ年代の学生運動――秋葉原事件によせて」

秋葉原事件は、ネットと親密な関係を有した現代的な劇場型犯罪であった。犯人の加藤智大は、ケータイ接続でのネット掲示板に、ディープにのめりこんでいた。加藤において、経済的・精神的な敗北が、ネット上での承認欲求を生じさせていた。実生活における政治的な挫折が、人を言葉の読み書きへと遁走させる。秋葉原事件は明瞭に悪であった。しかし、反社会性は非社会性とは異なる。結果として陥ったことが反社会的な行為であったとしても、社会への興味が起点となっている限り、社会性への芽は、反社会性のなかにはあったはずだ。加藤は、本来、文学か政治かが救済すべきであった。彼の発揮した暴力的な承認欲求が、向けられるべき対象はどこにあったのか。とかくイロモノ的な視線を集めやすい学生運動であるが、これを分析の題材として選ぶ。「政治と文学」の問題を再検討しつつ、善と悪の反転する領域を手探りで進む。

○「特集 ゼロ年代の学生運動① 法政大学文化連盟インタビュー」

 学生運動は70年代よりしばしば、「筑波化阻止」をテーマとした。「筑波化阻止」とは環境管理により、学生を動物化する政策であると一つにはまとめられる。市民を訓育するための役割を大学は放棄し、環境管理型の社会が形成されてしまったというのが、すが秀美の嘆きであった。これをちょうど反転させたところに、東浩紀の『動物化するポストモダン』は成り立つ。
 本来、学生運動とは、知の倫理的実践を問うたことにその意義があった。しかし、環境管理が進んだなかであったとしても、読み・書き・表現することはネットで行える一つの主体的行為だ。文系大学の役割は、資格の獲得をその主となすかもしれない。だが、真善美の探求と実践は、ネットのなかへと分散し行くはずだ。今、意識的に社会的であろうとする個人は、環境管理に抵抗するというよりも、ネットを活用することでの「大学遍在化」の運動を選択しうることだろう。学生運動を盛んになしている法政大学文化連盟にインタビューをお願いした。

・法政大学文化連盟 http://08bunren.blog25.fc2.com/

○「特集 ゼロ年代の学生運動② 花咲政之輔インタビュー@早稲田大学」

2008年4月、早稲田大学で、規制強化に反対している学生への逮捕がなされた。この逮捕への抗議のためになされた学内運動では、知識人への呼びかけを積極的に行っている。呼びかけ人には、池田雄一、すが秀実、峰尾俊彦、鵜飼哲、井土紀州、角田光代、武井昭夫などが集まる。賛同人には、渡部直己、柄谷行人、藤田直哉、佐々木敦、加藤典洋、丹生谷貴志、酒井隆史、大杉重男、攝津正、外山恒一、鎌田哲哉、大澤信亮、白井聡、矢部史郎、渋谷望、斎藤美奈子など多くの方がいる。この運動の呼びかけ人の一人である花咲政之輔氏にお話を伺った。

・ http://waseda080401.web.fc2.com/

○「特集 ゼロ年代の学生運動③ 古澤克大インタビュー@革命的非モテ同盟」

非モテ問題と社会運動を合体させたことに古澤克大氏の面白みがある。むしろ、コスプレをするように社会活動をなすことが、現代的な感性なのではないか。人々の身に着ける衣装は、自他を分ける文化的な記号だ。そして、倫理的な行為もまた、身にまとう飾りのごときものではないのか。若手の活動家であり、挑発的なエントリを多く書くブロガー、古澤克大氏へのインタビュー。

・革命的非モテ同盟 http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/

○「特集 ゼロ年代の学生運動④ 法政大学統一OB会インタビュー」

9・11同時多発テロが起こった2001年。21世紀は「テロルの世紀」だと喧伝された。だが、本当に社会はテロルの時代になったのか。むしろ、暴力的なテロルの芽は、ネットを活用した監視の包囲により、早期につぶされることの方が多い。Webにおけるテクストは、すでに一つの権力となりはじめている。法は、言語的な命と実践的な暴力が合わさるところに成立する。ネットの文章は、あくまで、物理的な暴力から切り離されている。むしろ21世紀とは、ネットにおける精神的な表現活動、「ライトテロル」とでも呼ぶべきものが、全面化されていく時代だと特徴付けられる。このインタビューでは、ゼロ年代の学生運動の裏事情について詳しい法政大学統一OB会のSさんにお話を伺った。

・法政大学統一OB会 http://www.minimal-global.net/united_ob/

○松平耕一「ライトテロルの新文学」

日本文学史をひもとく人は、文学作品に込められた過激な暴力的表現にしばしば惹きつけられるだろう。2ちゃんねる界隈やオタク文化に見出される、現在の若者文化での暴力表現も、日本文学史と地続きである。ネットにおける表現活動は、文学を民主的な形で全面化させたものだ。だが、書籍の形態がもたらす内面と、ネットツールに生じる内面は異なる。紙からWebへ。文章量、文体、効果の及ぼし方の変化は、人間の思惟形式と行動様式を変容させる。そして、リアルな公共圏とネットの作り出した公共圏は、闘争状態にある。
だが、大学への所属の有無を問わず、貧乏人も富者も、学歴も年齢も身分も無関係に、すべての人の意見をフラットに結び付けるのがWebである。Webの機能は文系大学を超える。ならば、文系大学は、一度解体されたのち、Web表現者、Web言論人をサポートするシステムとして、再建されるべきではないだろうか。
 また、かつては、国家・出版社・マスコミが、一体となって理想的な国民像を描き出していた。ローカルな言論・表現は、国民言語や規範意識を分裂化させていく。大学遍在化とマスコミ遍在化の運動は、国家と個人の形を揺るがすかもしれない。Webにおける人々の行動の軌跡の総体は、「ライトテロルの新文学」を書き上げるだろう。

◎協力
本文デザイン・レイアウトでは、DTPにお詳しい西野積葉(大橋光則)様にご協力頂きました。
「新文学」の発刊にあたり、多くの方の力をお借りしたことを、この場を借りて深く感謝いたします。
プロフィール

松平耕一

Author:松平耕一
○twitter登録名:matudaira
○ツイッターまとめ:http://twilog.org/matudaira
○Facebook登録名:松平耕一

☆文芸空間社企画
◎批評放送
・批評放送は松平のプロデュースする動画配信企画です。ツイキャス http://twitcasting.tv/matudaira 、youtubeなどで配信されます
批評放送@USTREAM

○松平耕一・文芸空間社・批評放送へのカンパ振り込み先は
・三菱東京UFJ銀行の吉祥寺支店普通口座1896022 マツダイラ コウイチ 宛になります

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