村上春樹と安原顯 

文藝春秋 2006年 04月号 文藝春秋 2006年 04月号
(2006/03/10)
文藝春秋
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村上春樹は「文藝春秋」2006年4月号に「ある編集者の生と死――安原顯氏のこと」という50枚のエッセイを寄せる。
春樹を担当していたことのあった、編集者の安原顯のことを非難した小文だ。
安原は、春樹の自筆原稿を春樹の知らぬうちに個人的に保管していて、古書店に売ったようだ。
編集者としてあるまじき行為である。
ジェントルマンな物腰で身を固めている春樹が、優しさのオブラートで包みつつも、怒りの形相をあらわにして安原を告発している。
こんな負の色彩に彩られた横顔も、春樹にはあったのかと驚いた。
この小文のクライマックスは、自筆原稿流出の経緯について、春樹が安原をなじるところにある。
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