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矢部史郎「内容のない人間」(『現代思想 2007年11月号 特集=偽装の時代』) 

現代思想 2007年11月号 特集=偽装の時代現代思想 2007年11月号 特集=偽装の時代
(2007/10)
不明

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矢部史郎が『現代思想』で法政大学のことをボロクソに書いている
法政の手引きにより運動家の逮捕がなされた
その裁判で、法政に雇われた人々がたくさん来ている
傍聴席を確保して、一般人や、運動家による傍聴を妨げている
何も知らないアルバイトを使って、裁判を自分の有利な方向に進めようとしているのだ
しかも、法大生の学費によって行っている
けしからん!
というお話
まじっすか?
そこまで法政当局はやっているの?
本当なのだとしたら、もっと法政は非難されていいだろう
アホか
嘘なのだとしたら、法政は『現代思想』にクレームを出すべきだろう

しかし、『現代思想』もすげえな
一私立大学の批判をテーマとしたエッセイを堂々と載せてしまうなんて
誰が矢部史郎に原稿依頼したんでしょう
このテーマなら、ぼくが書きたいくらいだ
ぼくが書きたい
もっと面白く書きますよー
書かせてください

以前、文芸評論家の池田雄一氏とお話した
相談してみた
誰かしら、左翼系の人に近づくなら、誰がいいのかなと
そしたら、矢部史郎なんてどう、とのお話だった
なので、ちょっと興味があったのだけれど

本日、2007年11月25日(日)
矢部史郎が法政で、学生サークル「つみつくり(追記、世論研究会)」のイベントに来るという話だった
ぼくも行ってみようかなと思っていた
でも、河原で昼寝してしまい、行かなかった
こういうこと、多いんだよな
以前から行こう行こうと思っていたところに、当日不意にキャンセルしてしまう
今日は朝から、なんか、テンションが低かったので

躊躇がある
OBが学生運動に関わるのは、どの程度ありなのかということ
いつまでも学生をやって、学内政治を牛耳る年配者は、見苦しいと思っていた
一方で、学生運動の全体を見ておく人も、社会には必要だとも思うし
大学の先生は、学生を、ペットにして行かざるをえないものなのかな

学生運動は、もはや風前の灯火なのでしょう
けれども、やっぱり重要だと思う
労働運動や環境問題、フェミニズム運動や障害者・高齢者の社会福祉系運動、部落差別、在日や琉球、アイヌ、移民問題、平和運動等
それぞれの現場というものがある
学生運動は、それぞれの運動の場への、導き手となる起点になったりするもので
すべての市民が、覚えておくべきことではなくても
誰かが気にかけなければいけない問題というのは、あちこちにある
そういうことに、気付かせる場として
大学というのは重要なのでしょう
この役割というものを忘れちゃったら、大学の、社会的な存在価値はないでしょう

・今後、学生運動はどのように行うべきなのか
・大学当局は、すべての学外勢力を追い出すべきものなのか
・「支配」と「善導」はどう違うのか
・大学とは、公共圏なのか
・社会にとって、大学の役割とは何か
・資本の運動と国家の関係、大学との関係は、どういうふうになっているのか
・大学での自由な討論とは可能なのか
・社会にとって、「学校」とは何か

これらのことが、気になってしまうのである
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