すが秀実編著『1968』2 

1968 1968
スガ 秀実 (2005/01)
作品社
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「1968」に収録されている蓮實重彦、上野昂志、すが秀実による「座談会「一九六八年」とは何だった/何であるのか? ―― 一九六八年の脅迫」はあれこれ気になるところがある

○六八年の一つの事件として、映画人を規律/訓練する撮影所システムが壊れたことがある

○すがさんの話

六八年的な問題では、映画批評における、蓮實重彦、上野昂志がなしたエクリチュールの転換はもっとも重要である

六〇年代後半は、文学に誰も注目しない時代であった

撮影所システムが壊れた一方で、文芸誌の規律/訓練の体制も壊れ、機能しなくなったが、文芸誌自体が続いていることは不思議である

文芸誌のなかで、「ファウスト」は資本主義的に成功しているが、規律/訓練のなされていないジャンク的なものだ

小熊英二『<民主>と<愛国>』は鶴見俊輔で六八年が総括されてしまうところがおかしい

「埴谷雄高が、そこでは一方の革マル派にだけ荷担していたというのは、「反戦自衛官」の小西誠も指摘するように、文献的に実証されているわけです――松田政男氏によれば、埴谷はかなり抵抗はしたらしいですが――」

「大西巨人の「俗情との結託」という考えも、実は――宮本顕治ではない――「真の」レーニン主義的前衛党組織が必要だという前提があって可能になったという側面を否定できません」

○蓮實重彦の話

六八年は多く愚行がなされた時期である

文芸誌は反資本主義的に続いていく

漱石、大江、中上、小林秀雄、中野重治、保田與重郎はポストモダン的で、ダメである

鴎外、志賀、古井、宮本顕治はモダン的であり、こちらの方が評価できる

○「党」の問題をどう評価するのか?
これが、最大のアポリアのよう 
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