千野帽子『文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。』  

文藝ガーリッシュ    素敵な本に選ばれたくて。文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。
(2006/10/17)
千野 帽子

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千野帽子は経歴(と性別)が謎の、京都在住の「勤め人」とのこと
ブログで才能が見出され(?)、「東京新聞」で、少女小説の書評を任される
『文藝ガーリッシュ』はその連載をまとめたものである
普通の人は読まないだろうと思われるようなマニアックな少女小説まで扱われていて、よくこんなものを読んでるなと驚いた
文体が少女っぽくてとてもかわいい

ミクシィでも「文藝ガーリッシュ」なる大型コミュをバシバシ運営している千野帽子
そうか、ブログやSNSで有名になり、活字の媒体に移行することもあるのだな
と思ったら、裏があるよう
2ちゃんねるの情報によると、この人、関西学院大の先生らしい
岩松正洋氏、 仏文畑で、小説理論が専門とのこと
裏は取っていない
ホントかどうか知らぬけれども
ほとんど、筒井康隆の『文学部唯野教授』みたい
仏文・小説理論の学者が、身を隠して、ペンネームでジャーナリズムで活躍する、という辺りが……
『唯野教授』みたいに、同僚にバレたら馬鹿にされるのかしら……?

全体の五分の三を読むところまで男性が書いていると気づかず、うかつであった……
言葉遣いがキュートだからな
Webで検索をかけるまで「普通の勤め人」の作品だと信じて疑わず、うかつであった……
『文藝ガーリッシュ』についてはあらすじを載せているだけのものも多いし、素人の作だと言っていえないこともないしな……
政治性が極度にないので、その印象を強めている

千野は映画の「下妻物語」なども好きそう
本書で「下妻物語」に言及がある
「○○○なのです」という文末表現に千野の特徴があるが、これは「下妻物語」の主人公の口癖でもあるし
しかし、「下妻」はヨーロッパ風だが、『文藝ガーリッシュ』は「和風ロリータ」の世界だ
「文学系和ロリ」とでも名づけられようか
「文学系和ロリ」の世界に耽溺したい人は手に取るとよい
こういうのも「癒し」の物語なのだろうねと思いつつ

漫画・アニメのロリは、正面切って変態っぽい
オタクっぽい
一方、文学におけるロリというものは新聞に載ったりもする時代なのだな
なんでなんだろ
少女漫画と少女小説
双方は、属性として近いものがありそうだけれども、わけ隔てるものもある
「小説」というものは、身体性が、漫画・アニメよりも、より一層欠落している
ルソーは、自分の死が、文学の始まり、といったようなことを言っていた
活字の世界、小説の世界というのは、現実社会における「現前」というものを犠牲にして、生じている
どんなにフェティッシュなものであろうとも、漫画・アニメより「活字の世界」の方が、人間の「生」というものから一段遠く、そこには「反省」があるのだろう
「和ロリ文学」は、ギリギリの点で、ハイカルへと組みこまれうる要素を残しているのかもしれない

思想性の低さ、志の無さに、がっかりさせられるところもあるけれども
こういうのが新聞に載り、こういう方が大学の先生になれるのか……

カワユス☆
カワユス☆
まあ、きゃわいければなんでもいいか……
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