ちっぽけな快楽ほど人間を小さくするものはない 

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ストレスが溜まるとシステムダウンする
ぼくの情報処理能力は普通の人より遅い
それまでに出会ったこと、考えたことのなかったことを知ると、たやすくショックを受ける
子供のころ、よく、両親に「繊細だね」と言われた
「繊細力」と「鈍感力」はともに重要なものであろう
繊細すぎては、ひとは生きていくことはできない
鈍感であること、ふてぶてしさ、殺しても死なないような心を持つ人は、うらやましい
「鈍感力」や忘却力を磨くことは、精神疲労の多い現代社会を生き抜くための知恵であろう
しかし一方、「繊細さ」は、美的感受性や学術的好奇心と地続きにある
対人的な興味と学術・文学への関心は、いつだって、ガラスのような感受性に基づく

疲れると、頭がオーバーヒートして動けなくなる
そういうときは、散歩をする
散歩とは、「自力で鬱を直す方法」であると思う
この「散歩」という手段に気づくまでが大変であった
精神がやばくなっている
やばいやばいやばい!
そういうときにこそ、よりやばいことをやってしまうものである
アル中になったり
恋愛中毒・セックス中毒・電話中毒になったりする
それらの中毒症状は、どんどんとまずい方へ悪化していく
悪いドミノは悪いドミノへと続く
破綻が破綻を呼ぶ
泥沼にはまると、二度と、「人間」の世界に戻ってこれなくなる

雨の日の次の日
ミミズがアスファルトを這っている
ミミズには、自分の助かる手段が気づけない
もう半日もすれば、太陽はミミズを日干しにする
からからの、ひからびた、ミイラのような死体になる
ミミズは、異変を察知している
必死でアスファルトを這うのだが、どこに行けば助かるのか、分らない
ミミズは草の生えた地面を欲する
しかし、命の地である地面から遠ざかり、車道の方へと、這い進んでしまうのだ
雨の日の翌朝は、そんな迷子のミミズたちで、道が溢れる

私は、このミミズのようなものだ
走ることはできなくても、進み続けるしかない
身体をくねらせて身体を傷つけて

秋が来た
しかし、それでも、時には揺り戻しが来て、日差しのなかに、ちょっとした「夏」を感じる
トンボが飛んでいる
カッと照りつける太陽は、いくぶんかの陰りを帯びつつも、夏を思い出させる
今年の夏は、海に行けなかったのが心残りであった
来年は、波打ち際でチャプチャプしたい
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