「群像 2007年 05月号」埴谷雄高『死霊』特集 

群像 2007年 05月号 [雑誌]群像 2007年 05月号 [雑誌]
(2007/04/07)
不明

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○群像 特集 没後十年・あらためて埴谷雄高『死霊』を読み直す

・奥泉光、佐藤亜紀「対談 『死霊』は大いなる序章だった」  
『死霊』自体も埴谷の作品もまったく読みこんでいない二人による対談
テキトーさがひどい
埴谷信者を相対化し、牽制している
初心者向けに『死霊』を紹介するための企画だろう
狂言回し
佐藤亜紀って、何なんですか……



・山城むつみ「ナスターシャ・フィリッポヴナと誕生前の赤ん坊――埴谷雄高『死霊』のクリティカル・ポイント」
『死霊』内部の「赤ん坊・子供」にまつわる記述と、ナスターシャ・フィリッポヴナについて細かい詮索をおこなっているが、その読みでえられる結論には「だからどうした」と感じる

・安藤礼二「宇宙的なるものの系譜 埴谷雄高の世界」
稲垣足穂との比較
SF的側面を論じる

・鹿島徹「瞬間ごとの革命――オルター・グローバリゼーションへと向かう『死霊』」
違和感
ぼくのWebにアップしている『死霊』論をこの人読んでいるのじゃないか
言及している内容がかなり近い
パクられた!
鹿島徹にパクられた!
……わかんないすけど
ぼくの書いたものは、この人を批判したものだし、この人から大いに影響を受けてもいる
なので鹿島氏には感謝しておりますけれども
授業、とっておけば良かった
いまどき、マルクス主義的側面を、いくぶんか重視してこの評論を書いている
文章うまい
社会的事実をたたみかけるように盛り込み、時代的背景とあわせて作品読解をしている

・渡邉大輔「青春の変容と現代の『死霊』」
東浩紀などの現代的な批評のタームを利用しつつ『死霊』を論じる
共感できない
もっと分かるように書いてくれ

・法月綸太郎「「屍体」のない事件――『死霊』に関する一考察」
『死霊』における死体の描写を、一般のSF作品における死体の描写と比較する評論
微妙な……

・中村文則「作家としての幸福――埴谷雄高『死霊』」
『死霊』を読んでみましたよ作文
この手の読書感想文みたいな『死霊』論は山ほどある

○まとめ

・埴谷の本は講談社から主に出ているので、販促活動なのだろう
・この程度のレベルでいいんですかね
・近代文学派のことや、批評空間派の埴谷批判への言及なし
・大学における近現代日本文学研究者は、膨大な時間をかけて商品的価値のない文章を産出していることが多いのだと再認識
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