千野帽子『文學少女の友』 

文學少女の友文學少女の友
(2007/03)
千野 帽子

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・少女風の語り口を通していて、ボケたおし文体
・まれにおっさんとしての本音が出て、オカマ臭い
・小説を愛する姿勢に好感が持てる
・千野はキモイ系文芸評論家として、小谷野の次席となりそうである
・今は昔の話。二十世紀における文芸評論家はマッチョ系の人たちであった。しかし、二十一世紀の文芸評論家は皆、キモイ系となる。これは歴史の必然である(ヘーゲル的な意味で)。大きな物語が崩壊し、それでもなお文芸評論に固執するとなると、趣味的なものへと埋没せざるを得ないからである。文芸評論家は小さなセカイに閉じこもり箱庭的な物語を愛でる
・千野はウェブでの文芸系記事をよくチェックしていて、適宜導入している。全般的にウェブの使い方がうまい
・最近、「純文学」は海外にあるかないかという論争をWebで目にした
ようは、「水」=「water」かどうかというお話だろう
本書では、「純文学」について次のように簡単にまとめている
「純文学という言葉は、もとは北村透谷が、学問のためではない非実用的な芸術的文章といったニュアンスで使ったものだそうです。それが、大正期に白井喬二らが大衆文学・大衆文芸といったジャンル名称を掲げて、「文学」から独立しようとした動きに反応して、非「大衆文学」サイドがあとから「純文学」を、特定ジャンルのラベリングをしない小説として使用することで、現在の意味になったという」

p.94 1980年代まで、「教養」は男子の病いでした

・幸田文、森田たま『今昔』→スロウライフ市場
→「アンチ等身大、美意識優先という点で、もちろんあのゴスロリ市場に匹敵する人工性&バリバリ暗黒な妄想力を持ってます」
⇒この観点は気付かなかったが正しい指摘

○チェック
三浦雅士『青春の終焉』
乙一
西尾維新
河合隼男『ファンタジーを読む』
サバテール『物語作家の技法』
「ユリイカ 二〇〇六年二月号」「ニート特集」
正宗白鳥『自然主義盛衰史』
野溝七生子『山梔』
尾崎翠『第七官界彷徨』
森田たま『石狩少女』
小沢英実『文化系女子カタログ』
杉浦由美子『オタク女子研究――腐女子思想体系』
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