早大文学部ビラ撒き不当逮捕 

早稲田の「早大文学部ビラ撒き不当逮捕2周年弾劾!「討議集会」」のシンポジウムを見学してきた
登壇者は文芸評論家のすが秀美さん、哲学者の鵜飼哲さん、映画監督の井土紀州さんである
ゲスト的存在として、文芸評論家の池田雄一さんもいらっしゃっていた
たくさんの怪しい人たち(?)が参加していて、満席になる大盛況
終了後は飲み会
すがさんと鵜飼さんは2次会まで参加なさっていて、結局お二人とも朝までオール
知識人・運動家の方々からたっぷりとお話をお聞きすることができ、貴重な体験であった
デリダの翻訳もなさっている鵜飼さんの好人物ぶりに感動した
めちゃくちゃかっこいいし、ジェントルマン
デリダの『マルクスの亡霊たち』は埴谷と似ているよね、と思っていたのだが、そんな話も出ていて勉強になった


逮捕された方や、闘争の主催者の方とも話すことができた
早稲田の運動の状況は、どうなっているのかなーと常々気になっていた
少しではあるがあたりをつけることができた

当日は、昔の法政の有名な運動家の方もいらっしゃっていた
法政の運動は「94年の暴力事件」というものから失調をきたす
その間の経緯をうかがうことができたのである
イマイチ謎であった空白がいろいろと埋められて、目から鱗が落ちること、しきりであった

早稲田の運動と、法政の運動の状況は大分違っていたようではある
法政の場合、24時間単独自主管理である、世界最大の学生会館が存在していたことは、やはり、様々な意味で異様だったのだろう

また、早稲田の場合、革共同の内ゲバで、構内で死者の出た「川口君事件」に学生部側が言及をして、それを口実に学生運動の弾圧がなされるらしい
法政の場合、中核派による殺人ということが、公では口に出されないこともちょっと気になった相違点であった

一回性的な真善美を探究して身体的活動を行う学生運動は、至高の文学である
たくさんの人みんなで、青春をかけて社会的な行動をなし、自分たちの思想と行動を世界史のなかに位置付ける
そのようなことがなせた昔の人々がうらやましい
実践の契機の伴わない学問や文学は、あまりにも色褪せている
現代社会において、学術書や文芸書が売れないのは、それらが血肉を欠いた空虚な言葉の瓦礫に過ぎないからだろう

早稲田には、すがさんがいるが、法政では教員みんなが敵であった
ぜひ、早稲田の学生には、もっと学生運動を頑張って欲しいものである

しかし、革共同、共産党の功罪をどう評価するか
マルクス主義の流れを受け継いだ運動には、アクチュアリティがあるものなのか
学生運動は社会に必要なのか
それぞれ、考えなければいけない事項であるだろう

学生運動がどんどん衰退していくという話はよく聞く
だが、もしかしたら、見方を変えれば「2ちゃんねる」だってある種の学生運動なのかもしれないのだ
「遊びごころ」のないところに大衆的な行動は成立しえないだろう
アクチュアリティのある言葉や思想やシステムを、どう構築できるかがポイントになりそうである
20071216305kai2.jpg
写真は、早稲田にある有名な左翼系の居酒屋「あかね」のものである
ついたとたん、どかんとチゲ鍋が出てきた
その大きさにびっくり
赤ん坊がゆでられるくらいの大きさである
材料にしろノリにしろ、学生運動っぽい感じ
学生会館で作っていた鍋料理が思い出される
店内ではBGMに「残酷な天使のテーゼ」がかけられていて、郷愁をそそった
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