「東浩紀のゼロアカ道場」 

東浩紀が批評家をプロデュースするという企画を行うらしい
東浩紀のゼロアカ道場
たとえば、文芸評論系の単行本なんて、出版社・編集者に持ち込みをしても、鼻で笑われるようなご時世である
アカデミックな本も、評論もとにかく売れない
しかし、ここであえてこのような企画を打つという東浩紀
テラ凄いですね

初版で一万部出すそう
これ、信じられない数
そこらへんの文学の研究書なんて、500部自費出版で刷って、なおかつ多量に手元に残ったりするような状況みたいだから
文芸誌のなかで、唯一黒字を出していると聞く『ファウスト』の太田克史編集長が、東にゴーサインを出したという
英断ですね

社学にしろ文芸評論にしろ哲学にしろ文学にしろ
文系学問というのは、世のため人のために役立てるといのが本来の姿でしょう
大学で研究対象となっている哲学、文学、社会学等の古典も、本来、社会に役立てるために存在していたものでしょう

しかし、それらの研究成果は、うまく世の中に還元できるものなのか
思想というものは、人に読まれてなんぼのものだろう
マルクス主義の衰退後、「知」というものの、社会にとって救いとなるような力が、消失してしまった
それでは、いま、現代社会が必要としている言葉・思想はどんなものなのか
漸次的に社会を改良する
そのような理想を、すべての大学人は持っているはずだ
大学人が研究成果を世に発表するとき、ジャーナリズムとどうやって連帯するかが問われることになる
ゼロ年代のアカデミズムを大衆社会のなかで代表しようと、東浩紀と太田克史が試みるというのなら注目せざるをえないですね

「売る」ということは大変なことである
いいものを作って当たり前、その上で、いかに世間にそのいいものがあると知らしめるか、それが大変なのだとある編集者さんが語ってました
「ゼロアカ道場」では営業面・育成面についてこだわってやっているようで、そのはっちゃけ具合にも驚きます
以下、企画内容

・これまでの選考はすべて密室で行われていたが、これを打破する

・ニコ動、youtube以後では、本の出し方を変えなければいけない

・批評家をモーニング娘する

・選考試験は6回行われる

・選考の過程をすべてカメラにとる

・参加者の顔がwebに出る

・撮られたものや、参加者により書かれたものやその他の情報は、すべてWebで公開される

・本のプレゼンテーションをプロデュースの過程でまとめて行う

・本を書きたいと思っているかどうか、どんな本を作りたいか、というイメージをもってきてほしい

・社交性や打たれ強さ、総合的にチェックする

・やばいひとを求める

・シンポジウム、読者投票なども考えている

・評論を売れるものにしたい

とのことである
狂ってますね
フツーに引きます
ほんとに、本を出すのが難しい時代
評論家も、ここまでやらなきゃだめだという心意気を見せてもらいました
昔の文芸評論家は、左翼運動と関わるかどうかに、身体的な実践性がありました
今だって、本当はそうしなければいけないと思いますけれども
21世紀の批評家は、思想生成の過程において、見るものー見られるものの相互性をWeb世界のなかで構築していくことに、知というものの実践の契機を求められそうです

東浩紀新春の仕事予告
【出版】『思想地図』vol.1は4月刊予定。
【出版】『新潮』2月号および3月号に高橋源一郎・田中和生両氏との鼎談が連続掲載。

高橋源一郎、田中和生、東浩紀が対談する!?
これはぼくも新潮を読まざるをえないです

○2ちゃんねる「【ゼロアカ】東浩紀スレッド94【道場】」スレッド

からいくつか興味深かったものを引用しておきます
「萌え」というのは、オナニーの対象となることに一つの問題がある
現代社会の性欲の形は、なんらかの変化が起こっているのではないか
たとえば、腐女子における性欲の問題も興味深い
セクシュアリティの形が変動する、その世界史的な事件に立ち会っているかもしれない
フーコーの性欲論を現代アキバ文化に適用するとどうなるか
そんなことを考えてみても面白いでしょう

「45 :考える名無しさん:2007/12/30(日) 03:48:27 0
>>43
そだね 書店で斜め読みしただけだが
ゼロ年代8回目はちょっと「お?」と思った
君望やスクイズに萌えヲタの「自己反省」を読み取るのは
欺瞞だってのは確かにその通りかなっていう

46 :考える名無しさん:2007/12/30(日) 03:57:00 0
>>45
東スレで宇野ネタがどこまで許容されるか怖いけど、「文学」なんて
自分で経験してない事をあたかも経験したかのように感じられるという
特質がある(東が「キャラクターズ」でそう説明してた)のであって、その
意味ではあらゆる「文学」は「安全に痛いパフォーマンス」(宇野語)で
あるとも言える。
確かにニーチェや維新や安全とは言えない作品もあるわけだが、一般的
には人生を実体験ではなく書物を通じて学習するということは本来の
「文学」のスタンスでもあるわけで、そこのところを宇野は分かってるのか
な?
「自己反省」がパフォーマンスとは言え、しょせんセクロスではなく
精神的セクロス(オナニー)しかしてないわけで、またあらゆる作品が心を
うつような繊細で感動的で人生を揺さぶられるような作品である必然性も
ニーズもない。それがポストモダン的消費。

49 :考える名無しさん:2007/12/30(日) 05:15:35 0
>>45
宇野さんの連載もう読んでないのでわからんのだけど
> 君望やスクイズに萌えヲタの「自己反省」を読み取るのは欺瞞
これが「あずまん批判」として載ってるの?「あずチル批判」でなしに?

52 :考える名無しさん:2007/12/30(日) 06:41:32 0
>>49
宇野は両方とも批判してる。
その「自己反省」を援交に例えてた。少女を金で買ってセックスした後に
「こんなことしちゃいけないよ」と少女に説教する行為と同じである、と。

「こんなことしちゃいけないよ」という説教は、実は自分の中の「少女」と
いうイメージを壊したくないからに過ぎず、そうやって絶えず「少女」の
イメージを自分の中に維持し続ける事によって、さらに援助交際をし続ける
という悪態極まった「肥大化」なのだ、と手厳しく東&劣化コピーズを糾弾。

ただ援交なんてした事ないオレとしては「こんなことしちゃいけないよ」なんて
実際に本当に言ってるの?ソースは宮台?と思た。

54 :考える名無しさん:2007/12/30(日) 07:21:15 0
> 実は自分の中の「少女」というイメージを壊したくないからに過ぎず、そうやって絶えず「少女」の
> イメージを自分の中に維持し続ける

オナニーするときに「自分の中の幻想」に依拠しないで行う奴なんているのか?w
宇野のそれは分析としてはある程度妥当だと思うが、それを非難・批判と結びつけるのは無理が有杉る。
まさか「オナニー全面禁止!」とか主張するわけでもあるまいし。
むしろそういう(風にオナってしまう)主体の分析を淡々と進めるほうが良い仕事になる気がする。

あと、未成年の生身の対象が存在する援助交際って語は、特にそれを非難の対象を指す語として用いるのならば
例えとして全く不適切としか言い様が無い。
まぁオナニー禁止!とはさすがに言いづらいからそういう意図的な混同を持ち込まざるを得なかったのかもしれんけど。

65 :考える名無しさん:2007/12/30(日) 12:30:54 0
>>52
> ただ援交なんてした事ないオレとしては「こんなことしちゃいけないよ」なんて
> 実際に本当に言ってるの?ソースは宮台?と思た。

援交のことはよく知らないが、風俗で風俗嬢にプレイ後(ここ重要)に
説教するオヤジは実在する。

その説教も風俗嬢にしてみれば、(時間内に行なわれる)プレイの一環
として受け止められているのだがな。


あずまんによる、エロゲー内に倫理性を見出すという批評は
かなりの論理のアクロバットをもって行なっているから
それを批判するのは「当たり前」としか言いようがないw

だいたい、Airなどが倫理的で型月が非倫理的という主張なんて
あずまん読者といえど1割も真に受けてはいないでしょ。たぶん。


91 :考える名無しさん:2007/12/31(月) 02:35:26 0
あずまん10大ニュース
1.ゼロアカ道場告知
2.思想地図発刊告知と公募
3.小説キャラクターズの発表
4.ゼロ年代の想像力
5.出版ラッシュ 」

○チェック
宇野常寛
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