松本哉「面白さを守る 「素人の乱」 と高円寺の自治」『現代思想』2008年1月号 

現代思想 2008年1月号 特集=民意とは何か現代思想 2008年1月号 特集=民意とは何か
(2007/12)
不明

商品詳細を見る

「現代思想」に松本哉さんのインタヴューが載っていた
読んでみて、懐かしくなる
「法政の貧乏くささを守る会」は、は松本さんが作った法政の学生運動系のサークルである
「貧乏」にはコンプレックスを感じていた

ウィキペディアを見ていて、忘れていたことを思い出した
松本さんのお父さんは作家で、永井荷風の研究書をたくさん書いているひとでございましたね
お父さんのペンネームも松本哉というようだ
なんで父子で同じ名前をなのっているんじゃ?

現代思想のインタヴューは面白かった
松本さんはいまだに自由にやっているよう
リサイクルショップを運営したり、昼間から若い人とたむろって、街で昼寝をしていたり
のんびりしたり、集会したり
紙面の伝えるところによると、周りの人と助け合い、もたれあいのハートフルな生活を送っているみたい

自分の人生はつまらない
自分は、まったく文学的な大胆さを欠いているなと思う
一人でてんぱってばかりいる自分からすると、身体性に満ちた松本さんの人生はうらやましい
松本さんの市議選での公約には、
放置自転車の撤去反対、路上喫煙解禁、路上の監視カメラ撤去
とか、そういうのが盛り込まれていたらしい

路上喫煙を禁止すること
監視カメラを設置すること
放置自転車を撤去すること
それらはひとつ、「生権力」とでもいうべきものが、市民の生活をかこっていく現象なのだろう
松本さんは、それに対し、アンチテーゼを出していたわけだけれども

「安全にすること」「秩序だてること」へと、公務員が管理していく
これの是非を問うているわけですね
しかし、基本的には、路上喫煙を禁止なんかをなした方が市民にとって評判がいいと聞いたことがある

「自由」というのは、法の下でしか飼いえないものなのか
「内臓」が露出していくかのように、日本人の生活は、規範のなかへと閉じ込められていく
ベストなのは、みんながそれぞれ他人に迷惑をかけないことなのでしょうけれども

人間の「内面」を育てたり、「良心」に訴える
そうすることで、放置自転車をなくしたり、煙草のポイ捨てをなくしたりするのではなくて
物理的な権力で、人の行動に規制を加えていく
まあ、そこに一つの現代社会のシステムがあるわけですが

それに松本さんは抵抗しているわけですね
自由人としての生活に「文学」を感じます
理屈っぽい左翼は嫌いだ
それよりはノリの良い右翼の方が良い松本さんはと主張しているようですが、それもわからぬではない

あれは2000年だったでしょうか
何かの飲み会の席である
はじめまして
日本文学研究会の松平です
みたいなことを松本さんに対して名乗った
なんやかや話をしたのだが、内容は忘れてしまった
当時、松本さんは精神病院でバイトしていたらしい
おれといっしょにそこでバイトしないか
そのときそう誘われたのだ
ぼくもそこでバイトしてみれば、ぼくの人生はまた別のルートがあったのかなと思ったりする

松本さんの行動は、なんらかの「抵抗の点」でありうるのだろうか
それとももっと、暴力的な状況が、すべてのものを押し流している最中なのだろうか?
あるいは、日本でのことは、日本内部でのことに過ぎない、特殊的な事柄なのか
いずれにせよ、身体性のある文学に憧れるのである
スポンサーサイト

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

松平耕一

Author:松平耕一
○twitter登録名:matudaira
○ツイッターまとめ:http://twilog.org/matudaira
○Facebook登録名:松平耕一

☆文芸空間社企画
◎批評放送
・批評放送は松平のプロデュースする動画配信企画です。ツイキャス http://twitcasting.tv/matudaira 、youtubeなどで配信されます
批評放送@USTREAM

○松平耕一・文芸空間社・批評放送へのカンパ振り込み先は
・三菱東京UFJ銀行の吉祥寺支店普通口座1896022 マツダイラ コウイチ 宛になります

管理者ページ

FC2カウンター
ツイッター@matudaira
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
全記事(数)表示
全タイトルを表示
カテゴリー


  1. 無料アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。