21世紀の知識人 

社会学者の芹沢一也は「シノドス・セミナー」というものをやっているらしい

以下、同セミナーの紹介の文言

・「現在、日本社会では一体どのようなことが問題となっているのか、
そしてそのための解決策としては何が考えられるのか。
セミナーでは各界の第一線で活躍する論客たちをゲストに招いて、
参加者のみなさんとともにアクチュアルな問題を考察します。」

・「参加者の声
 「何よりも少人数で落ち着いた雰囲気がとてもよかったです。総じて、セミナーの方向性が「アクチュアルな問題をいかに考えるか」という点で一貫していたので、私はとても好感がもてました。」
 「社会人になると本を読む暇も無くなってしまい、久しぶりに知的刺激を頂いた感じです。
今を時めく著名人とカフェの距離感で話すことが出来るのはとても貴重な体験だと思います。」」

第1回目の「シノドス・セミナー」は、2007年の4月に雨宮処凛を呼び、ネオリベラル社会をテーマにしたとのこと
2008年2月24日(日)のセミナーではすが秀実さんを招き、吉本隆明について語るのだそうだ
これが第13回目であるとのこと。一年弱の間に、結構なペースで開いているのですね
これまで、萱野稔人、鈴木謙介、中島岳志などをゲストに、活発にセミナーを開いているみたい

荻上チキもこのセミナーにホストとして関わっているとのこと

[シノドス] - 荻上式BLOG

ウェブの機能をいかすことでいろいろな知識人が、公開講座を開きやすくなったはずだ
青空大学みたいなものなのだろう
こういう形で知識人たちが開催する寺子屋的なイベントは、一つの商売を形成するかもしれない
これも、大学界・出版界とは異なる領域で「知」というものを実践する契機となるはずだ

ちなみに、「定員 10名 費用 7,000円(学生・大学院生 3,000円)」であるらしい
参加する側からみれば結構な値段だな

もしも一般参加五名、学生五名であったら、主催者は50000円の収入をえるということになる
しかしこれでは、講師代を支払えるのかな? なんて思ってしまうけれども

ぼくも一般参加を呼び掛けた読書会をもう何年もやっている

・「「必読書150」を読む会

しかし、参加者からお金をとれるくらい内容のあるセミナーを開くのって、難しいよなと思う
いろいろな知識人を招いて、出版界や大学から外れた場所で、活発な議論の場を作っていく、といった作業の行なえる知識人には憧れる

こういうイベントは、知識力に加えて、情宣力、企画力、有名なひとを招ける営業力、政治力等の、総合的な能力が要求されることだろう
ちなみに、グーグルで知識人たちの名前を入れて検索をかけると次のような件数が出てきた

芹沢一也 「約 34,600」
荻上チキ「約 648,000」
吉本隆明「約 272,000」
夏目漱石「約 983,000」
東浩紀「約 432,000」
小谷野敦「約 297,000
ハイデガー「約 192,000」
松平耕一「約 1,170」

荻上チキの知名度はウェブにおいて吉本隆明より上である
ウェブにはウェブ特有の磁場がある
ウェブ知識人、ウェブ評論家として、チキは優秀な広告媒体をもっているのだろう
今後、ウェブ上で、話題喚起力持ち、衆目の注意をひきつけられるパフォーマンスをなせるかどうかは、その知識人のスター性をはかる、一つの指針となるのだろう

ウェブ上での言論の力が、紙媒体や大学での業績を超える意味を持つ日も、やがて来るかもしれない

21世紀は、Webを中心として活動する「ウェブ評論家」が縦横無尽に活躍し、ウェブ文芸誌、ウェブ論壇誌が、世界を席巻することだろう
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ちなみに
Immanuel Kant 「約524,000」
Immanuel Kant を日本語のページで検索「約18,400」
ogiue chiki 「7」
hiroki azuma 「182,000」
hiroki azuma を日本語のページで検索「約116,000」
hiroki azumaから日本語のページを引くと「約66,000」
kidana tamaki 「87」
natsume soseki 「87,200」
鈴木大拙  「99,100」
"D.T.Suzuki" 「106,000」うち日本語ページ「1,590」
Haruki Murakami「1,540,000」うち日本語ページ「73,800」
HONDA 「261,000,000」

意味不明なデータ
文学フリマ web全体では「48,900」うち日本語ページ「95,000」
日本語ページに限定した方が増えています。
[ 2008/02/20 07:16 ] 木棚環樹 [ 編集 ]
>21世紀は、Webを中心として活動する「ウェブ評論家」が縦横無尽に活躍し、ウェブ文芸誌、ウェブ論壇誌が、世界を席巻することだろう

これは確かにそうだと思いますが、では具体的にどう変化するのかもう考える時期かもしれません。ただ紙がウェブになって誰でも発信出来るようになるというのとはぜんぜん違う変化があるはずで、ここを踏まえて設計すると新しい文学や論壇のあり方も可能でしょうね(というか論壇は既にはてながそうだと思いますが)
[ 2008/02/20 22:05 ] naoya_fujita [ 編集 ]
ウェブでの発言は、良くも悪くもそうとうに破壊力があるもので、いろいろな変化を巻き起こさずにはいかない
いろいろと細かく見ていくべき課題が山積していることでしょうね

「はてな」はアフィリエイトができないところがぼくにはアレでしたねー
[ 2008/02/26 06:47 ] 松平 [ 編集 ]
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