山本一郎『けなす技術 俺様流ブログ活用法』 

けなす技術 けなす技術
山本 一郎 (2005/03/23)
ソフトバンククリエイティブ
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山本一郎『けなす技術 俺様流ブログ活用法』を読んだ。
「何かを褒めることについては熟達した日本人において、何かをけなす議論の技術があまりにも不足しているように思える」と山本は言う。



山本によれば、「自分が価値と感じていることを誰かに否定されたときの怒りや不安を払拭するために懸命に反論する姿こそが、ネット社会での言論エネルギーの源である」。

たとえば、スキャンダルは祝い事以上に衆目を集める。
芸能人における結婚などといったニュースより、芸能人のスキャンダルは、「読み手の強い負の感情に訴えかける」ため、「もっとも共通項のない人たちを糾合する手段」となりうるのだ。

これと同じことが、ブログを中心としたネット媒体で生じる。
ブロガー同士や、閲覧者間でのインタラクティブ性と結びつき、「面白さ」を生み出す。
テレビのごとき速報性と、雑誌の持ちえた批評性。
その双方の統合したようなWebツールを、うまく活用したとき、新しくて面白い活動が可能となるだろう。

山本は「煽動のツール」としてのネット媒体を評価する。

本気で怒っている人間の姿を見ると、感情は強く揺さぶられる。
憎悪に駆り立てられ顔を歪めること。
怒り、わめきちらすこと。
そのとき、人間の姿が、くっきりと浮かび上がる。
その人が、何を信じているのか。
どんなところにその人の「自己」があるのか。
赤裸々に表れ出るのだ。

ぼくは退屈しているとする。
あなたも退屈しているとする。
それでは、ぼくらが怒らせるべき対象とは、何なのか?

政治家?
大手企業?
芸能人?
外国人?
宗教家?
道徳家?

それらを怒らせることは、既にありふれている。
つまらない。
もっと他に、怒らせると「ウケる」もの。
怒らせると、互いの活動が活発化しうるもの。
生産的な何かが生じうるだろうと期待できるもの。
怒らせるとすごく「ウケる」、権威的な存在というものは、あるものだろうか。

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