鶴野充茂『SNS的仕事術』 


鶴野充茂『SNS的仕事術 ソーシャル・ネットワーキングで働き方を変える!』ソフトバンククリエイティブ (2006/7/15)

ビジネスマンのための、ネット利用の指南書。
SNSを仕事に役立てるためのノウハウを紹介。
SNSに、人は何を求めるのか?
普通の人は、日々の日記をつける。
この書では、仕事に役立てるためのSNS利用法を紹介する。
SNSのもう一歩踏み込んだ使い方だ。


インターネットにおいて、SNSはどのような位置にあるものなのか?
ネットは人と人とのつながり方を、大きく変えた。
本書は指摘する。
書籍の出版を行ったことのない人や、企業に勤めていない人でも、ネットを利用して自作コンテンツをワードやPDFなどで、パッケージ商品として売ることもできるようになった。
会社の後ろ盾がなくとも、個人の裁量でコンテンツ販売ができる時代になったのだ。
このことは、今までにないビジネスの形態を拡大していくことになるだろう。
このとき着目すべきことは次のことであると、筆者はいう。
情報を、収集し、発信する。
これが旧来のコンテツン授受のあり方であった。
まず、先行する情報をかき集め、それからそれを整理して編集し、販売しなければならない。
しかし、SNSにおいては、この発想は逆になる。
つまり、すでに持っている情報はどんどん発信してみよう。
みんなが欲しい情報とは、自分が欲しい情報でもある。
その日に調べたことは、すぐに自分の日記にまとめてみる。
誰かがそれを読み、反応してくれる。
そうすることで、自分の書いた情報と隣接する情報が集まってくる。
自分と興味の対象を共有する人も、集まってくる。
情報を発信することで、情報が収集できるのである。
「情報を、収集し、発信する」時代から、「情報を発信し、収集する」時代になったのだ。
そして、自分のやりたいこと、夢とすることがあれば、それを常に言い続けることだ。
目的へと向う過程を実況中継する。
他人のリアクションがえられる。
同じ志を持つものどうしで、コミュニティが自然と形成されていく。
専門分野において認められること。
他人に期待されることが生じれば、自分のモチベーションも持続する。
専門を語ること、夢を語ることで人材と情報を集めていく。
SNSはそれを可能にしたのだ。
そして、常に新しい情報や人を集めていることが力となるのだ。

かといって、この書で提案するSNS利用のビジネスモデルには人それぞれで、向き不向きもあるだろう。
SNSをプライベートなつながりのための場とする人も数多い。
よほど、私的なことと公的な仕事とが近接しているような人でないと、実践するのは難しいかもしれない。
自分の本名で登録することを薦めていることも異例だ。
アメリカ的な発想を理想としているのかもしれない。
個人における、組織への優位。
固有名を持った個人として、社会に独立してあれと。

しかし、よほど、度胸と能力に満ち、自分の仕事なり、専門なりを愛している人でないと、ネット上で自分の名前を晒すことなどできないだろう。
個人の自立性の提案は、今の日本社会にどのていど受け入れられるものなのか。
いずれにせよ、mixi等のSNSの活用の仕方への、一視覚を提供している。
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